赤坂や六本木を守る氏神様は、およそ1000年以上も前に創建された由緒ある神社です。
江戸時代からそのままの姿を残す社殿は、豊かな緑に囲まれて大都会の中に静かに鎮座しています。
鳥居をくぐるとそこは別空間のようです。
沢山の災難にも耐えてきた社殿
7対の狛犬さんたち
樹齢450年、この地で守り続けている大銀杏の木
赤坂神社でいただける御朱印と御朱印帳
赤坂氷川神社の御朱印
四合稲荷の御朱印
御朱印帳
ご神木の銀杏の葉をモチーフになった御朱印帳。
銀杏の葉っぱがちりばめられている御朱印帳は淡いピンクと黄色・ブルーの3色。どれも優しい色で素敵です。
赤坂氷川神社のあれこれ
御祭神
素戔嗚尊(すさのおのみこと)
奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)
大己貴命(おおなむぢのみこと 別名・・大国主命)
江戸時代より残る木造社殿
天歴5年(951年)創祀。
1000年以上も前に創建された由緒ある神社は、安政の大地震・関東大震災や東京空襲を奇跡的に免れ今も江戸時代の姿を残しています。総欅づくりが美しい社殿は徳川八代将軍吉宗公が建立し、東京都重要文化財に指定されています。
数々の震災・戦災を奇跡的に免れた江戸当時の貴重な姿を現代に伝えている木造社殿です。
静かな空気ががなれていてとても神聖な気持ちになります。
良縁祈願祭は毎月1回。良縁を願う女性に大人気
有名なスサノオノミコトとその妻クシナダヒメに加えて困難な恋の成就にご利益があるともいわれる神様が大己貫命(オオナリムチノミコト)が祀られているので、良縁や縁結びに期待できそうですね。
毎月1回行われる良縁祈願祭は女性に大人気ですぐに満員になっちゃうとか・・・
年に一度、彦星と織姫が会える七夕には特別神事があって
「星合ひの 縁結び参り」
かわいいひびきですね。希望の方には浴衣の着方の講習会もあるそうです。
境内の狛犬は貴重な狛犬ばかり
7対の狛犬が鎮座していて、狛犬マニアさんには見逃せないところですよね。一社に7対の狛犬が鎮座している神社もそう多くはないでしょう。
では、その7対の狛犬をご紹介しましょう!
表参道から入って二の鳥居をくぐったところに鎮座する狛犬
ちょっと、雰囲気が違う感じがしませんか?お顔が穏やかというかなんというか。こちらの狛犬さんはめずらしくて、どちらも子供を抱えているのです。子供を守る親の顔なでしょうか?
この神社で二番目に古い狛犬です。
尻尾が台座からはみ出ていますよね。これは、彫った人のこだわりなんですって。
楼門手前に鎮座する狛犬は日本で2番目に古い狛犬
正面から見ても後姿をみても愛らしいお顔立ちの狛犬さんです。迫力というよりも愛嬌があります。まあるいラインがとてもかわいい後姿です。
延宝3(1675)年の建立のこちらの狛犬さんは、境内では1番古く、都内でも2番目に古いそうです。頭が平らというのもこの時代の特徴の一つなのでしょう。
山口稲荷に鎮座する狛犬
「狛犬さん君もかぁ~」という感じでこちらの狛犬さんもとても古いです。「文政八乙酉年」とありますから、1825年生まれということですね。
もう、想像もつかない時代の狛犬さんが、令和の時代に立派にお守りの役目を果たしているという感動です。
階段を登り切ったところには大きな獅子山が
今にも飛び出してきそうな勢いのある狛犬さんです。どちらの狛犬にも近くに子供の獅子が寄り添っています。父が寄り添う子供たちを守っているかのようですね。
(ん?狛犬って男子でしたっけ??)
階段手前にはどっしりと構えた狛犬が鎮座
こちらの狛犬さんたちは、明治15年生まれだそうです。明治15年だって十分趣がありますが、すでに「延宝」だとか「文政」だとか想像もつかない年代に生まれた狛犬さんをご紹介してしまいましたから、ちょっとやそっとでは驚きません!
大きく立派な狛犬です。彫られた年代の特徴なのでしょう。ギョロっとした目ににらみつけられているようで「ぞっ」とします。
その年代ごとに流行があってこの狛犬さんの時代は他と比べるとちょっと頭が大きいようです。
神社内の狛犬さんたちを見比べるだけでも違いがわかりますが、全体のバランスや丸みでこんなに印象が違うのです。
氷川坂から入った鳥居の前には大きく立派な狛犬が鎮座
髪の形がちょっと丸くて変わっていますね。胸を張って天を仰ぐ姿が貫禄ありますね。
やっとみつけた西行稲荷に鎮座する狛犬は・・・
狛犬の形がかろうじてわかる感じですが、確かに狛犬さんです。どの時代に作られた狛犬なんでしょう?想像もつきませんが、今もこうして祀られていることが素晴らしいですよね。
西行稲荷の鳥居をくぐり階段を上っている途中に左右に鎮座しています。
天然記念物-樹齢400年の大銀杏
神社が現在地に建立された享保15年(1730年)には、すでに100年を超える樹齢を有していたといいます。
なん百年も前から深く深く大地に根を張って、嵐の日も晴れの日も空に向かってそびえたっている銀杏の木に果てしないくらい大きなパワーを頂きました。
四合稲荷
古くより氏子域内にあった下記の4社を合祀して、明治31年に建立されました。
古呂故稲荷・地頭稲荷・本氷川稲荷・玉川稲荷の”四社を合祀” 幸福の”しあわせ” ”志を合わせる”をかけて「四合稲荷」としたそうです。
神社の名付け親は、なんとあの「勝海舟」